映像のメリット・活用例

映像と言えば、映画やテレビだった時代は、今は昔…現在は様々な場面で映像が使われています。再生環境もVHS、

8mmビデオに比べ高画質・オン・デマンドで視聴できるブルーレイやDVDビデオが台頭、またネットワークで世界を

つなぐインターネットの登場により、映像をより細やかに、多目的に利用するようになってきました。

特にブロードバンドの普及、動画圧縮技術の進化、YouTube等の動画共有サイトの登場により、

今やパソコンやスタブレット、マートフォン、デジタルサイネージなどでの映像(動画)視聴は極めて一般的です。
それでは何故、企業・団体は積極的に映像をつくろうとするのでしょうか。そこにはどのようなメリットがあるのでしょうか。20年以上にわたり、ビジネスビデオを中心に、様々な映像制作に携わって来た私たちの見解を紹介させて頂きます。
左側が他のメディアと比較した映像のメリット、右側がその活用方法です。

 

 
 メリット  活 用 例
 分かりやすさ  動きがポイントである製品の説明や、シズル感の伝達、等
 情感の伝達  社員のモチベーションアップ、一体感の創出
 “とっつきやすさ”  活字離れ世代に対する教育研修
 キャスターの活用   

 映像を活用した研修プログラム(講師不足、研修のばらつきの解消)

 

⇒よくある質問(FQA)へ

 

 

圧倒的な分かりやすさ、伝わりやすさ


まず映像の強さは何と言っても、その分かりやすさです。文字や図で長々と説明されても今一つピンとこない、イメージが浮かばない…そんな情報も映像で見れば、一目瞭然に理解できた、という経験はありませんか?
そんな映像のメリットを活かすべく、ビジネスの世界ではテレビCM以外にも、様々な用途で映像が活用されています。飛行機でよく観る救命胴衣の扱い方などのマニュアルビデオ、展示会等での製品プロモーション映像、飲食チェーンの動画による調理レシピ、等々。勿論、何でも映像化すればいいというわけではなく、活字でしっかりと読まないと理解出来ない情報もあります。その一方で、映像で見せた方が断然分かりやすい、確実に伝わる情報もあるのです。特に動きを見せたい製品、食品などの“シズル感”を伝えたい場合、人の表情で何かを伝えたい場合などは、文字よりも、視覚と聴覚に訴える映像の方が圧倒的に伝わります。(人の表情等は、写真の方が印象に残る場合もありますが、ここでは静止画として映像の一部に含めます)

 

言葉の行間に潜む情感の伝達、モチベーションアップ


映像は、エモーショナル(情緒的)な情報の伝達に非常に適したメディアといえます。例えばインタビューです。実際にある人が語った内容は文字でも伝えることが出来ます。しかしその時の表情や語り口によって、受け手に与える印象は全く異なるはずです。逆に言えば映像でしか、その細やかなニュアンスは伝わらないと言ってもよいでしょう。
一つ顕著な例を挙げたいと思います。1997年(平成9年)、山一証券が自主廃業を発表した際の会見で、当時の社長が「みんな私ら(経営陣)が悪いんであって、社員は悪くありませんから! どうか社員に応援をしてやってください。優秀な社員がたくさんいます、よろしくお願い申し上げます…」と涙ながらに訴えたシーンは、テレビで何度も放映され、話題になりました。その結果、山一証券には、全社員が応じても余りあるほどの求人が来たそうです。もし新聞の字面だけを読んだとしたら、或いは社長が渡されたメモを棒読みしていただけの会見だとしたら、このような結果になっていたでしょうか?答えは「否」だと思います。つまりこの時の会見映像を通して、社長の喋った言葉だけではなく、そのベースに流れていた“社員を想う心情”が伝わったからこそ、世間が大きく反応したのではないでしょうか!これこそが映像の力なのです。
さて、このような映像の力を企業が活用している例として、ドキュメンタリー(実録)映像があります。活きいきと活躍する社員を取材(ビデオ撮影)し、その映像を通して社員のモチベーションを高めていくという方法です。仕事に対する喜びや誇り、社会的使命感などを強く抱いている人の表情やコメントは、同じ仕事をしている者の心に響き、感情を揺さぶり、前向きな行動に繋がっていきます。BGM(音楽)をつけることでその効果はさらに増幅されます。
また同様の目的でドラマを制作することもありますし、大ヒットしたNHKの「プロジェクトX 」のように、[インタヴュー+再現映像・ナレーション]という構成も、多く見られるようになりました。
事業の大きな節目で発する、社長メッセージ(生放送or録画)なども、会社の方向性の伝達とともに、社員を鼓舞し、一体感を創造していくことを目的にしているはずです。

 

活字離れ世代に…まずは映像でイメージを!


 企業・団体の研修カリキュラムにおいて、受講生(社員等)の活字離れが進んできているため、教材がテキストだけだと、いわゆる“とっつきが悪い”という話をよく聞きます。受講する前から「難しそう」「私には無理…」という拒否反応が出てしまうそうなのです。
そこで企業・団体には2つの選択肢があります。①研修について来ない受講生は排除する、②それが現実的でない場合、研修を“とっつきやすくする”…そして②の具体策として、映像が導入されることになるのです。
動機としては、後ろ向きに感じられるかもしれませんが、映像を取り入れることで、確実に良い結果を得ることが出来ます。最初に抵抗の少ない映像を視聴し、全体像や具体的なイメージをつかんだ上で、講義やテキスト等での学習に入るので、学習効率が大幅にアップします。

 

活研修の標準化(講師の人数不足、質の不均一の解消)


 

全国に支社・支店を展開している企業では、「講師の頭数が足りない」「教える側の力量にばらつきがある」という悩みをよく聞きます。長らく低迷してきた経済環境の中、新たに講師だけに専念できる人材を置けないというのが実情のようです。
映像がこのような問題解決の一助になります。映像を再生することで、キャスター(&アシスタント)やナビゲーターが、講師に代わり研修を主導して行くのです。その司会進行や解説をベースに、必要に応じて仕事に対する動機づけや、商品知識を高めるような作品を挿入したりもします。
これであれば、たとえ経験の浅い研修担当者であっても、DVD、ブルーレイ等のデッキの再生ボタンを押す、ビデオを視聴した後グループディスカッションを主導する、テキストを読ませるなどの実務的な進行だけで、一定のクオリティが確保された研修を進めていくことが出来るます。
勿論、これがベストの方法というわけではありません。残念ながら映像は一方通行のメディアです。熟練した講師が、質問を交えて受講生の理解度を確認しながら行っていくライブの研修に代わることは出来ません。勿論、熟練の講師が、映像を適宜上手に活用すれば、これに勝るものはないでしょう。

 

 

 

 

 

 

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